寝返り、ずり這い、お座り、ハイハイ、つかまり立ち、つたい歩きをしたと思っていたら、ヨチヨチ歩き始め…乳幼児期の発達は 一週間で様変わりしていく感すらあり、驚嘆させられます。
運動機能の発達には、体の成長とともに、”赤ちゃんの生き抜く力” ともいえる ”原始反射” の組み替えが密接に関わっています。
歩行獲得までの各過程には意味があり、ゆっくりな子も、あっという間に歩いてしまった子も、発達課題を適切にクリアしていくことが大切です。
幼いうちは「活発だね」と形容される行動も、原始反射の消失がうまくいかなかった故であれば、体の成長に伴い コントロールが難しくなります。
!飛び跳ねるように歩く ・・・前のめりになる、車道へ飛び出す
!左右の脚を自動的に出している ・・・階段の交互降り・坂道でのスピード調整ができない
!足裏全体を床につけられない ・・・一か所に立てない、歩行中にブレる
反射運動=本人の意図した(脳内での判断が必要な)行為ではない訳ですから、それを直すのは容易ではありません。「トレーニングで修正する」というより、「発達をやり直す」に近いのです。
問題となっている原始反射を見極め、改善するための ”体の正しい使い方” を促してあげることが大切です。大人の技術力(加えて…体力と、根気!)の必要な療育課題ですが、上手に継続されているお子さんは 総じて思春期を迎えても穏やかな印象を受けます。
また、運動表出はコミュニケーションにも関わっているため、良い歩行・良い運動ができていると社会適応もスムーズになります。
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